職場で楽ばかりしようとする同僚がいて。
頑張っている自分が馬鹿みたい…
どこにでも仕事を手抜きする人は居るものです。
今回は、どのように対処すべきか解説します。
介護職は、高齢者や障がい者といった、社会的に弱い立場にいる人々の支援を行う重要な仕事です。
しかし、近年では介護職が仕事で手抜きをするケースも増えていると言われています。
介護職が仕事で手抜きをする理由は、複雑で多様です。
本記事では、仕事に手を抜く介護職員の特徴について詳しく解説し、問題点や対処法についても紹介します。
介護現場における仕事の手抜きという問題
介護現場における仕事の手抜きは、入居者への危害、同僚への迷惑、施設の評判の低下、介護全体の質の低下など、さまざまな問題を引き起こす重大な問題です。
仕事に手を抜く介護職員の特徴や、仕事の手抜きが引き起こす問題について解説します。
仕事に手を抜く介護職員の特徴
仕事に手を抜く介護職員には、以下のような特徴があります。
仕事に手を抜く介護職員は、責任感が欠如していることが多いです。入居者へのケアや業務遂行に対して、責任を負うことを避け、楽をして済ませようとする傾向があります。
具体的な例
- 入居者の食事介助を適当に行う
- 入居者の排泄介助を先延ばしにする
- 業務指示を無視する
- ミスを犯しても責任を逃れようとする
仕事に手を抜く介護職員は、仕事へのモチベーションが低いことが多いです。介護の仕事に対して興味や関心がなく、やりがいを感じていないため、積極的に仕事に取り組むことができません。
具体的な例
- 仕事中に私語やスマホをいじっている
- 勤務中に居眠りしている
- 仕事を他人に押し付けようとする
- 研修や勉強会への参加を拒否する
仕事に手を抜く介護職員は、協調性がないことが多いです。同僚と協力して仕事をすることを避け、自分のことだけを考えようとする傾向があります。
具体的な例
- 同僚の仕事を手伝わない
- 同僚のミスを責める
- チームワークを乱すような言動をする
- 職場の人間関係を悪化させる
仕事に手を抜く介護職員は、自己中心的な考え方をしていることが多いです。入居者や同僚のことを考えず、自分のことだけを優先しようとする傾向があります。
具体的な例
- 入居者の希望を無視する
- 同僚の意見を聞かない
- 自分のミスを認めようとしない
- 常に自分の正当性を主張する
仕事に手を抜く介護職員は、介護に対する情熱が欠如していることが多いです。入居者に対して真摯な態度で接することができず、介護の仕事に誇りを持っていません。
具体的な例
- 入居者に対して冷たい態度を取る
- 入居者の話を真剣に聞かない
- 入居者の苦痛を理解しようとしない
- 介護の仕事にやりがいを感じていない
手を抜く介護職員が引き起こす問題
仕事に手を抜く介護職員は、職場でさまざまな問題を引き起こします。
1. 入居者への危害
仕事に手を抜く介護職員は、入居者へのケアを怠ったり、不適切な介助を行ったりすることで、入居者へ危害を加える可能性があります。
具体的な例
- 入居者の食事を誤嚥させてしまう
- 入居者を転倒させてしまう
- 入居者の薬を間違えて投与してしまう
- 入居者の尊厳を傷つけるような言動をする
2. 同僚への迷惑
仕事に手を抜く介護職員は、同僚の負担を増やしたり、仕事の質を低下させたりすることで、同僚に迷惑をかけます。
具体的な例
- 自分の仕事を同僚に押し付ける
- ミスを犯しても同僚のせいにする
- 同僚の文句ばかりを言う
3. 施設の評判の低下
仕事に手を抜く介護職員がいる施設は、入居者や家族から評判が悪くなり、利用者が減少する可能性があります。
具体的な例
- 入居者や家族から苦情が寄せられる
- インターネット上などで悪評が広まる
- 監査機関から指導が入る
- 施設の経営が悪化する
4. 介護全体の質の低下
仕事に手を抜く介護職員が増えると、介護全体の質が低下します。
具体的な例
- 入居者の満足度が低下する
- 介護事故の件数が増加する
- 介護従事者の士気が低下する
- 介護業界全体のイメージが悪化する
仕事で手抜きをする理由と対処法
仕事を手抜きする人には共通する理由があります。具体的な理由についてと対処法について解説します。
なぜ仕事で手抜きをするのか
介護現場で手抜きする人の主な理由は以下の通りです。
介護現場は慢性的な人手不足に悩まされており、多くの介護職が過重労働を強いられています。長時間の勤務や夜勤、休みが少ないといった労働環境は、疲労やストレスを蓄積させ、仕事への意欲を低下させてしまいます。
具体的な例
- 1人で複数の入居者を担当する
- 長時間の夜勤を連続で行う
- 休憩時間が十分にとれない
- 休暇を取得するのが難しい
介護職は、責任の重い仕事であるにもかかわらず、給与が低いのが現状です。低賃金では生活が苦しくなり、モチベーションを維持することが難しくなります。
具体的な例
- 最低賃金に近い給与で働いている
- 残業代が支払われない
- 賞与が少ない
介護現場は、人間関係やコミュニケーションの問題、ハラスメントなどが起こりやすい環境と言われています。このような職場環境の悪さは、ストレスとなり、仕事への意欲を低下させてしまいます。
具体的な例
- 同僚との人間関係が悪い
- 上司からパワハラを受けている
- 入居者からの暴言や暴力がある
- 職場全体がギスギスしている
仕事に手を抜く介護職員への対処法
仕事に手を抜く介護職員を見つけた場合は、以下のような対処法があります。
まずは、上司に状況を報告しましょう。上司は、問題を把握した上で、適切な対応を取ることができます。
具体的な方法
- 上司に直接報告する
- メールやメモで報告する
- 匿名で通報する
問題を解決するためには、同僚と協力することが重要です。情報共有や意見交換を行い、一丸となって問題に取り組みましょう。
具体的な方法
- 同僚と話し合いを行う
- 共同で証拠を集める
- 上司に協力を要請する
周囲に仕事に手を抜く介護職員がいる場合、自分自身も意識を高めることが重要です。倫理観や責任感を持ち、模範となるような行動を心掛けましょう。
具体的な方法
- 介護の勉強を続ける
- 介護倫理に関する研修に参加する
- 入居者に対して誠実な態度で接する
- 同僚と協力して良い職場を作る
まとめ
介護現場における仕事の手抜きは、許されない行為です。入居者、同僚、施設、介護業界全体に悪影響を及ぼすため、問題意識を持ち、毅然とした態度で対応することが重要です。
本記事が、介護現場における仕事の手抜きという問題について理解を深め、適切な対処法を見つける一助になれば幸いです。
なお、問題を一人で抱え込まず、周囲に相談したり、専門家のアドバイスを受けたりすることが大切です。
皆様の介護現場が、入居者にとって安心で安全な場所となることを願っています。