ミンナ介護の仕事はやりがいがあるけど、
毎日大変で。
ミカタ周りの人はみんな仕事を頑張っている。
つらいのは自分だけなのかな。
厚生労働省の調査によると、介護職の離職率は約30％と、他の職種と比べて非常に高い水準となっています。介護職を辞めたいと思った経験を持つ方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、介護職が嫌になる理由について、ランキング形式で紹介していきます。併せて、それぞれのツライ状況への具体的な対処法もご提案します。
介護職の仕事が嫌になる理由ランキング
介護職はやりがいのある仕事である一方で、肉体的・精神的負担が大きく、人間関係の悩みなど、様々な問題を抱えることも少なくありません。
今回は、仕事が嫌になる理由をランキング形式でご紹介します。共感できる部分がある方は、後ほどご紹介する対処法を試してみてください。
| 嫌な理由 | |
|---|---|
| 第1位 | 給与が低い |
| 第2位 | 人間関係の悩み |
| 第3位 | 体力的にきつい |
| 第4位 | 精神的にきつい |
| 第5位 | 休みが少ない |
1位：給与が低い
介護職は、長時間労働や夜勤が多いにもかかわらず、給与が低いという課題を抱えています。
実際、介護職の平均年収は全産業平均年収と比べても低くなっています。正社員ではなくパート・アルバイトで働く職員の給与はさらに低くなります。
世の中の声
他の仕事と比べて、給与が明らかに低い。
昇給の幅が狭く、キャリアアップしても給与がほとんど上がらない。
2位：人間関係の悩み
利用者様との人間関係だけでなく、同僚や上司との人間関係も悩みの種となることがあります。利用者様の家族からのクレームや、職場のいじめなどの問題も深刻です。
世の中の声
利用者様の家族から理不尽なクレームを受けることがよくある。
同僚からのいじめや上司からのパワハラを受けたことがある。
3位：体力的にきつい
利用者様の介助や排泄介助など、体力的にきつい仕事が多いです。特に、夜勤明けや体調が悪い時は、仕事が辛く感じることがあります。
利用者様の介助で腰を痛めたことがある。
夜勤明けは体が重くて、仕事が辛い。
4位：精神的にきつい
利用者様の死や認知症の進行など、精神的にきつい場面に直面することがあります。また、利用者様からの暴言や暴力を受けることも少なくないでしょう。
利用者様の死を目の当たりにすることがあり、精神的に辛い。
認知症の利用者様から暴言や暴力を受けたことがある。
5位：休みが少ない
介護職は、基本的にシフト制で勤務が不規則なことや人手不足の影響で休みが少ないことが多いです。特に、年末年始やゴールデンウィークなどの繁忙期は、休みが取れないことがあります。
年末年始もゴールデンウィークも、ほとんど休めなかった。
連続勤務で、体が休まらない。プライベートな時間がとれない。
仕事が嫌になる理由を上手く対処しよう！
ランキングで挙げたように、介護職が嫌になる理由は様々ですが、それぞれの理由に対しての上手く対処する方法をご紹介します。
悩み①給与が低い
介護職の給与、収入を上げるためには、以下のポイントを意識することが大切です。
- 副業を始める
- 介護職のスキルを活かせる副業として、オンライン介護相談や単発バイトなどがあります。
- 副業することで、収入を増やすことができます。
- 介護職員向けの転職サイトを利用して、より高収入の職場を探す
- 最近は、介護職員向けの転職サイトが充実しています。
- 希望に合った高収入の職場を見つけることができます。
- 資格を取得して、スキルアップを図る
- 介護福祉士や介護支援専門員などの資格を取得することで、キャリアアップにつながります。
- スキルアップすることで、より高収入の仕事に就くことができます。
悩み②人間関係
人間関係の悩みは、仕事のパフォーマンスやモチベーションにも大きく影響するため、早めに対処することが大切です。
- 同僚や上司に相談する
- 同じ職場の仲間であれば、共感を得られる可能性があります。
- 一緒に解決策を考えることができます。
- 介護職向けの相談窓口を利用する
- 厚生労働省や自治体には、介護職向けの相談窓口があります。
- 専門家に相談することで、客観的なアドバイスを受けることができます。
- 転職を検討する
- 人間関係が改善できない場合は、転職を検討することも有効です。
- 自分にとって働きやすい職場を見つけることができます。
悩み③体力的につらい
体力的につらいと感じる原因は様々ですが、いくつか解決策を挙げます。
- 適度な運動をする
- 運動不足も体力低下を引き起こします。ウォーキング、ジョギング、水泳など、自分に合った運動を週に3〜5回程度行いましょう。体力をつけることで、仕事が楽になります。
- 怪我の予防にもつながります。
- 十分な睡眠をとる
- 睡眠不足は体力低下につながります。
- 毎日7時間以上の睡眠時間を確保しましょう。
- 仕事内容を見直す
- 長時間働き続けると、集中力が低下し、ミスが増える可能性があります。
- 可能であれば、仕事内容を見直したり、転職を検討することで負担軽減できないか考えましょう。
悩み④精神的につらい
悩みを抱えることは心身に悪影響を及ぼします。つらい状況を放置せずに、自分に合ったストレス解消方法や相談できる相手を作ることが望ましいでしょう。
- ストレス解消法を見つける
- 運動、音楽鑑賞、読書など、自分なりのストレス解消法を見つけることが大切です。
- ストレスを溜め込まないようにしましょう。
- カウンセリングを受ける
- 専門家に相談することで、気持ちが楽になることがあります。
- 精神面をコントロールする方法を学ぶことができます。
- 休職する
- 心身の健康が限界を超えている場合は、休職することを検討しましょう。
- しっかり休養することで、新たな気持ちで仕事に復帰することができます。
悩み⑤休みが少ない
人手不足が深刻な業界のため、休みが少ないと感じる方も多いのではないでしょうか。具体的な対処方法は以下の通りです。
- 有給休暇を計画的に取得する
- 事前に計画的に有給休暇を取得することで、休みを有効活用することができます。
- 有給休暇取得は労働者の権利です。しっかりと休むことで、リフレッシュすることができます。
- 勤務を調整する
- 同僚と協力してシフトを調整することで、休みをまとめて取れるようにすることがあります。
- 職場によっては、繁忙期にまとめて休みを取れる制度がある場合があります。
- 転職を検討する
- 求人情報サイトなどで、休みが多い職場を探してみましょう。土日祝休み、夜勤なしなど、希望に合った働き方ができる職場を探すのも有効です。
- 転職エージェントを活用することで、希望に合った求人を紹介してもらえる可能性があります。
まとめ
介護職は、やりがいのある仕事である一方で、様々な問題を抱えることも少なくありません。しかし、ツライ状況への対処法を知っていれば、乗り越えることができます。
介護職で働いている方、介護職への転職を考えている方は、ぜひ今回紹介した情報を参考に、自分自身を大切にし、長く活躍できるよう、必要なサポートを受けながら、仕事に取り組んでいきましょう。
