もう我慢しない!介護職のイライラを乗り越えるアンガーマネジメント術

当ページのリンクには広告が含まれています。
この記事でわかること
  • 介護現場でイライラしてしまう理由とは
  • アンガーマネジメントで感情をコントロールする方法
  • ストレスを軽減して、楽しく仕事をするためには
ミンナ

ストレスを抱えているのは分かるのですが、
職場でみんなイライラしていて……

みんみか

イライラしていても良いことはありません。
感情を上手くコントロールして、楽しく仕事に取り組みましょう。

人手不足や利用者への負担増加など、介護職は多くのストレスを抱えやすい職業です。しかし、感情的に利用者や同僚に接してしまうことは、介護の質低下や人間関係の悪化など、様々な問題を引き起こします。

そこで今回は、介護職の方向けに、怒りの感情をコントロールするためのアンガーマネジメントについて解説します。

目次

アンガーマネジメントで怒りをコントロールしよう!

介護職の怒り:なぜイライラしてしまうのか?

介護職は、利用者の排泄介助や食事介助など、肉体的に負担がかかる仕事が多くあります。膨大な仕事量がストレスの一因となっていることが多いです。

また、ストレス要因のトップとして挙げられるのが、職場での人間関係です。特に施設系では、ほぼ毎日のように、同じ職員同士で過ごす時間が長くなる状況です。どうしても相性が合わない人が出てきてもおかしくない環境では、強いストレスを抱えるリスクが高まります。

そして、認知症の方への対応や利用者の健康や生命を預かる重大な立場であることが、精神的に大きなプレッシャーにもなります。状況によっては、家族からのクレームや要求への対応も必要となるため、日々のストレスから、介護業界を離れる方もいるでしょう。

厚生労働省が公開しているストレスチェックで、自分がどのくらいストレスを抱えているのか確認してみましょう。

5分でできる職場のセルフストレスチェック-心の耳

https://kokoro.mhlw.go.jp/check/

アンガーマネジメントとは?

アンガーマネジメントとは、怒りの感情をコントロールする方法です。

怒り自体は人間の自然な感情ですが、コントロールできずに暴言や暴力に繋がってしまったり、ストレスを溜め込んで体調を崩したりしてしまうことがあります。

アンガーマネジメントでは、怒りを抑え込むのではなく、怒りの原因を理解し、適切な方法で対処することで怒りの感情をコントロールし、ストレスを軽減することを目指します。

介護職に役立つアンガーマネジメントのメリット

怒りという感情を適切にコントロールするアンガーマネジメントを実践することは、介護現場でのストレスを軽減するための重要な技術です。

介護職におけるアンガーマネジメントのメリットは以下の通りです。

  1. ストレスが軽減されることで、心身ともに健康な状態を保ちやすくなる。
  2. 職場での人間関係が改善し、仕事のパフォーマンスも向上する。
  3. 利用者への接し方を改善でき、利用者との信頼関係を築くことができる。

日々の業務中に感じるストレスを適切に管理し、心身の健康を保つために、アンガーマネジメントの技術を学び、実践することが重要です。

怒りをコントロールする実践的なテクニック

それでは、アンガーマネジメントの具体的な実践方法をお伝えします。

アンガーマネジメントは、以下の4つのステップから構成されています。

  1. 怒りのサインを見逃さない

怒りを感じたら、まず自分の身体の変化に注目しましょう。心拍数の増加、肩こり、頭痛など、怒りのサインを見逃さないことが大切です。

  1. 6秒ルールで行動を止める

怒りを感じたら、まず6秒間何もせずに深呼吸しましょう。6秒間待つことで、衝動的な行動を抑え、冷静に考えることができます。

  1. 怒りの原因を理解する

なぜ自分が怒っているのか、その原因を理解することが大切です。自分の価値観や考え方が原因なのか、相手の言動が原因なのか、原因を理解することで、適切な対処方法を見つけることができます。

  1. 適切な方法で対処する

怒りの原因を理解したら、状況に応じて適切な方法で対処しましょう。

怒りの伝え方も重要なポイントです。例えば、職場の同僚に対して「あなたはいつも遅い」というのではなく、「私は待たされることで不安になる」というように、自分の気持ちを伝えることで相手も受け入れやすくなります。

また、状況によって怒りを抑える必要がある場合は、深呼吸やリラックストレーニングなど、自分なりの方法を見つけましょう。

どうしても怒りが収まらない場合は、その場を離れることも有効です。

もっと具体的な実践方法が知りたい方には、書籍で学ぶことをおすすめします。是非、参考にしてください。

チームで取り組むアンガーマネジメント

介護現場におけるアンガーマネジメント導入のメリット

介護の仕事は、チームワークが重要です。しかし、職場の雰囲気が悪ければ、コミュニケーションが取りづらくなり、仕事へのモチベーションが低下してしまう可能性があります。

アンガーマネジメントを実践することで、同僚とのコミュニケーションを改善することができます。自分の意見を押し通すのではなく、相手の意見も尊重することで、円滑な人間関係を築くことができます。

職場の雰囲気が改善されることで、チームワークや仕事のパフォーマンスも向上することができます。

介護事業所の経営状態改善に繋がる

職員個々がアンガーマネジメントを実践し、ストレスの軽減を図ることは、利用者満足度向上や職員のモチベーションを高めることで離職率低下にも繋がります。

実際に職場内での研修として「アンガーマネジメント」を取り入れている事業所は増えています。アンガーマネジメント研修などを積極的に導入することで、質の高い介護サービスを提供し、職員の働きがいのある職場環境を実現することができます。

まとめ

アンガーマネジメントは、介護職にとって必要不可欠なスキルです。ストレス軽減、利用者との良好な関係構築、職場の雰囲気改善など、様々なメリットがあります。

近年は、介護職向けのアンガーマネジメントセミナーや研修も増えています。

ぜひ、自分に合った方法でアンガーマネジメントを学び、実践してみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コミュ障でネガティブなおひとりさま。                    

そんな私も介護業界でかれこれ10年以上。憂鬱な日々を送りながら、生きづらい世の中で奮闘中。

人間関係によるストレスからの休職、短期間で転職を繰り返した経験を基に、幸せになる方法を発信中。

目次